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初めて世界に向けて赤色の中国を紹介した西洋の記者エドガー・スノー(その2)
2021-08-31 19:12

毛沢東氏とスノー氏

毛泽东与斯诺

 周恩来氏はスノー氏に対し「見たもの全て報道して構わない」と承諾し、スノー氏の為に92日間の訪問計画を立案した。スノー氏は100名の紅軍将校を歴訪し、紅軍戦士と紅軍の日常生活を取材し、広範囲にわたって一般民衆と交流した。彼が真実を捉えた最初の資料には、— —10年間紅軍指導者を務めた毛沢東氏が所有する財産は、ひと巻きの布団とほんの数着の衣服や身の回り品だけであり、戦士が靴を履いていない時は、彼も靴を履かない。周恩来にとってオンドル(台所で使った火から発生する煙を回して住居の床を暖める床下暖房設備)の上に設置した蚊帳は「唯一の贅沢品」であった。彭徳懐はパラシュートを再利用したベストを着ていた。「財政部長」の林伯渠は耳の上で紐を結んで折れたメガネをかけていた。等、国民党が提供する情報とは雲泥の差があった。

       周恩来对斯诺承诺“见到什么,都可以报道”,并为斯诺制订了一份92天的访问计划。斯诺得以遍访上百位红军将领,赴前线采访红军战士和红军的日常生活,并广泛接触普通民众。他捕捉到的最真实的第一手资料,与国民党长期的宣传大相径庭——做了十年红军领袖的毛泽东,所有财物是一卷铺盖,几件随身衣物,在战士没有鞋穿的时候,他也不愿穿鞋;周恩来土炕上的蚊帐是“唯一的奢侈品”;彭德怀穿着用降落伞缝制的背心;“财政部长”林伯渠耳朵上用线绳系着断了脚的眼镜。

左から博古氏、周恩来氏、朱德氏、毛沢東氏(スノー氏撮影)

斯诺拍摄的博古、周恩来、朱德、毛泽东

 紅軍の大多数は農民や工場労働者出身で、「紅軍は貧しい人々を助け、中国を救う」ために入隊した。官兵平等であり、指揮官の死傷率が高いのは、彼らが同士とともに肩を並べて作戦を練っていたからである。若き戦士らは顔を赤らめ、楽しそうに活気に満ち溢れていた。ソビエト地区に無償学校を構えたことで、貧困に苦しむ子供たちも文字を読めるようになり、学習することができた。劇場では入場料を取らず、貸し切り席もなく、優待席もなかったため、指揮官らも大衆の中に混じり鑑賞した。陝北の子供は、紅軍のことを「われらの軍隊」と呼び、農民はソビエトのことを我々の政府と呼んでいる。アヘンは消滅し、役人による汚職など聞いたことがない。奴隷や乞食は既に根絶しており、婚姻の自由が尊重されていた。回民地区では紅軍が来ると真っ先にモスクを清掃したし、イスラム教の風習に細心の注意を払っていたことは、アホン(宗教指導者)と農民の間でも有名な話だ。

      红军战士大都出身中国农民和工人,参军是因为“红军帮助穷人,救中国”;官兵平等,指挥员伤亡率很高,因为他们向来都同士兵并肩作战;年轻的战士们脸颊红彤彤,情绪愉快,精神饱满。苏区办了免费的学校,贫苦孩子可以念书识字;剧社不售门票、没有包厢、没有雅座,领导人都分散在观众中间。陕北孩子把红军叫做“我们的军队”,农民谈到苏维埃时用的是“我们的政府”,这里彻底消灭了鸦片,贪官污吏从来没有听说过,奴役和乞丐已经绝迹,尊重和保护婚姻自由……在回民区,红军每到一地就派人守护和打扫本地清真寺,他们“小心翼翼尊重伊斯兰教风俗习惯的政策即使在最多疑的农民和阿訇中间也留下了印象”……

「紅軍戦士のジャンプ」(左)、紅軍劇団員(右)(スノー氏撮影)

斯诺拍摄的“红军战士在跳高”和红军剧社演员

 スノー氏が「紅軍について」問うと、農家の子は「紅軍は貧しい人の軍隊で、人々の権利の為に闘ってくれる」と答え、「どのようにして農民からの愛情を感じているか」という問いに対し、戦士は「彼らは自ら我々の靴を千足も一万足も作ってくれるし、どの家庭も、子供を紅軍に送り出してくれる。」、「我々紅軍こそが人民である」と答えた。

       当斯诺问“怎么看红军”,一位赤脚农家少年说“红军是穷人的军队,为老百姓的权利打仗”。当斯诺问“你们怎么知道农民真的爱红军”,战士们说“他们亲手替我们做了一千双、一万双鞋子。每户人家都送子弟参加我们红军。”“我们红军就是人民。”

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